最近なんだかぐっすり眠れないんですよね~。夜中に何度か目が覚めちゃって、そこからなかなか眠れなかったりするんですよ。
睡眠不足とまではいかないけど、朝までぐっすり眠れたらもっとすっきりするのになぁ。
うーむ、一晩中眠りが浅くなっているみたいじゃのう。熟睡できないと、日中の眠気や活動の低下にもつながるので改善したいものじゃ。
今回は毎晩ぐっすり眠れない!という人のために、その原因と対策を考えてみるぞい。
ぐっすり眠れない原因はなに?
若い頃は朝まで目が覚めてしまうことなんて一度もなかったのに、年とともに夜中に目が覚める回数が増えてきた…という人はたくさんいます。
それでも朝すっきり起きられて日常生活に影響が出ないなら問題ありません。でも、日中ぼーっとして常に眠い、集中力が続かない、などと日常生活に支障が出てしまっては困りますよね。
夜中にぐっすり熟睡するためには、普段の自分の生活習慣を見直してみることが重要です。
日ごろ抱えている問題や、普段何気なくしてしまっている習慣が睡眠に悪影響を及ぼしている場合があるからです。
そんな安眠を妨げる原因を知り、NGな習慣を無くすことで格段に睡眠の質が向上することもあるんですよ。
ということで、具体的な安眠妨害の原因はなにか?以下にまとめます。
ストレス
毎日の生活の中にはたくさんのストレスがありますよね。とくに対人関係や仕事の忙しさなどが関係していることが多いと思います。
ストレスは残念ながら私たちが生きていく上で切っても切れないものですが、蓄積され続けると体に害を及ぼしてしまいます。
自律神経の乱れを引き起こすことで睡眠にも影響をあたえ、夜中に何度も目が覚めやすくなる原因になります。
睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害
自分ではなかなか気づきにくいのですが、夜中に呼吸が数秒~数十秒止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」も安眠の妨げになります。
大いびきをかいていたと思ったら突然呼吸が止まり、しばらくすると苦しそうに呼吸を再開する、ということを一晩中くり返すこの睡眠障害は最悪命にもかかわる怖い病気です。
中高年男性に多いのですが、若い女性にも決して少なくはありません。
起床時・日中の耐えがたい眠気や疲労感に身に覚えのある人は要注意です。
体のかゆみや痛み
アトピーや湿疹などによる体のかゆみや、腰痛・肩こり・首の痛みなどの不快な症状も安眠の妨げになります。
布団に入って体が温まることでかゆみが増したり、横になる姿勢が腰や肩、首などに負担がかかって痛みを引き起こすこともあります。
かゆみや痛みなどの不快な症状により眠りが浅くなり覚醒しやすくなってしまうのです。
寝酒
アルコールを摂取すると一時的に眠気がやってきて寝つきやすくなる人もいます。
ですが、アルコーは体内で分解されるときに、眠りが浅くなるという性質があるのです。
自分に合っていない寝具
枕やマットレスなどの寝具が自分に合っていないと、寝心地が悪く安眠できません。
枕が高すぎたり硬すぎる、マットレスに体が沈みすぎる、など自分では気づかなくても意外と合わない寝具は体にも負担がかかっているものです。
同室で寝ている人のいびき・近隣の騒音
一緒の部屋で寝ている旦那さんの大いびきや、近所の犬の遠吠え、夜間工事の騒音なども当然安眠の妨げになります。
寝室の温度や湿度が不快
最近では夏場は一晩中気温が下がらず、夜中に熱中症になってしまう人がたくさんいるほどです。暑くて湿度が高い状態では安眠できるはずもありません。
また、冬場はたくさん布団をかけても寒くて夜中に目が覚めるという人は多いものです。
とくに冷え性の女性はつま先などが冷たくなってしまい、冬場は熟睡できない傾向にあります。
たしかに!ストレス・寝酒・旦那のいびき・夏場暑くて寝苦しくて冬は冷え症で熟睡できない…たくさん当てはまります…。
これじゃあぐっすり眠ることなんて無理ってことですか!?
ぐっすり寝るためにするといいことは?
さて、朝までぐっすり眠れない悩みを解消するために、なにか良い方法はないでしょうか。
ここでは、今夜からすぐにできちゃう、ぐっすり寝るための対策をご紹介しますよ。
➀ストレス
朝までぐっすり寝るためには、就寝前に心と体がリラックスしていることが大事です。
でもストレスがたまっている状態ではリラックスとは正反対の興奮状態になっていることが多いのです。
そんな心と体を解きほぐすために、就寝前にできる具体的な方法としては、
⑴ 40度くらいのぬるめの湯船にゆっくりつかる
⑵ 軽いストレッチをゆったりした気持ちで行う
⑶ 間接照明などを使用して部屋を暗めにする
⑷ 癒される香りのアロマオイルを使用する
⑸ 心地よいBGMを流す
⑹ 呼吸を意識して心を空にし、10分ほど瞑想を行う
などがあります。自分が癒される、心地よい、と思えることが何より重要ですよ。
②睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害・体のかゆみや痛み
睡眠時無呼吸症候群や体のかゆみや痛みなどの不調は、早めに医療機関を受診して治療することが一番です。
睡眠時無呼吸症候群はなかなか自分では気づけないので、少しでももしかして…と感じたら、自分の睡眠中の様子をモニタリングできる「睡眠アプリ」を利用してみることをおすすめします。
③寝酒
寝酒は安眠の妨げになりますので控えましょう。
アルコールは就寝の3~4時間前までにしておく必要があります。
④自分に合っていない寝具
枕やマットレスなどの寝具は自分に合ったものを選び、痛んできたら交換しましょう。
どんな寝具が自分に合っているのかわからなければ、寝具専門店で相談することをおすすめします。
また、布団やリネン類は季節に合わせた肌触りの良いものに変えましょう。
夏場に羽根布団を使用していたり、冬場に薄い布団を使用していては、当然のことながら安眠できません。
⑤ 同室で寝ている人のいびき・近隣の騒音
隣で寝ている人のいびきや外の騒音が気になる場合は耳栓を使用するのも手です。
どうしてもいびきなどが気になる場合は、思い切って寝る部屋を変えてみるのもお互いのためですよ。
⑥ 寝室の温度や湿度が不快
エアコンや扇風機を上手に使い、寝室は快適な温度を保ちましょう。
冷え性の人は、冬は湯たんぽや電気アンカなどを利用して対策するのもおすすめです。
また、乾燥がひどい時期には喉がカラカラに乾き痛くなって寝苦しいこともあるので、加湿器を置いたり、ベッドサイドに濡れたタオルをほしておくのもいいでしょう。
うむ。ぐっすり眠れるようになるといいのう。
おすすめの寝具など、さらに詳しくぐっすり眠れる方法を知りたい人は『ぐっすり眠れるようになるための睡眠の質改善方法とは』の記事を参考にしてみるといいのじゃ。