寝つきが悪いからといって、気にしすぎると精神的に不安定になって余計に寝つきにくくなってしまうのじゃ。翌日に眠気や疲労があまり残らない程度なら、大きな問題ではないぞよ。
でも、あまりにも毎晩寝つきが悪くて睡眠時間が少ないと、朝起きれなくなったり日中の眠気や疲労感がひどくなって頭も働かなくなるから改善せねばならんのじゃ。
寝つきが悪い原因はなに?
毎晩布団に入ってから寝つくまでの時間は個人差があり、中には毎晩1時間くらい寝つけなくて普通という人もいます。
それでも健康的にも翌日のパフォーマンス的にもとくに問題がないのなら気にする必要はありません。
でも、毎晩何時間も眠れずそれが大きなストレスになっていたり、連日睡眠不足で体調不良になったり、翌日の学業や仕事に身が入らないというようなことになっては困りものです。
寝つきを改善するためには、まず何が原因になっているのかを考えてみる必要があります。
そしてそれが普段何気なく行っている習慣だとしたら、ただちにやめなくてはなりません。
ということで、寝つきが悪くなる原因を以下にまとめます。
ストレス
ストレスを抱えているとイライラしたり落ち込んで脳が興奮状態になりやすいので、寝つきにくい大きな原因になります。
布団に入ってから、ストレスの元になっている事や人のことなどを延々と考えてしまったりするのも良くありません。
夜はとくに感情が増幅しやすいので、ますます興奮状態になり寝つけなくなってしまいます。
コーヒーなどのカフェインが入った飲料の摂取
コーヒーなどカフェインが多く含まれる飲み物を夜に飲むと、脳が覚醒して寝つきにくくなります。
残業を乗り切るためなどにエナジードリンクを飲んでいる人は、カフェインが多く含まれているものがあるので注意が必要です。
その時はシャキッとやる気が出ても、興奮状態が続いて良い睡眠が取れなくなってしまうこともあります。
寝る間際のパソコンやスマホの使用
ブルーライトは脳を覚醒した状態にしてしまうので寝つきにくくなります。
また、SNSの投稿やラインは友人からの返信待ちをしてしまい落ち着かなくなります。
どちらにしても、寝つきに必要なリラックス状態と正反対の状態になりやすいのでおすすめできません。
不規則な生活
毎日の就寝・起床時間に大きくバラつきがあると、体内時計が狂ってしまいます。
するといざ寝ようとしてもなかなか眠れなかったりして睡眠の質が低下してしまいます。
休みの日だからといって夜ふかしや寝坊をするのも、生活のリズムと体内時計を乱す原因になります。
日中の居眠り
仕事や部活の帰りなど、電車に揺られていると急激に眠くなってしまうものですよね。
また、帰宅後にソファやお風呂でほっと一息つくと、ついつい居眠りをしてしまったりすることもあるでしょう。
でもこれによっても体内時計が狂ってしまい、就寝時間に寝つけなくなってしまうことがあります。
なるほど~…休みの日はどうしても朝寝坊しちゃうんですよね。
それと、私どこでも居眠りしてるかも…通勤で電車に乗るとすぐ眠くなるし、お風呂も湯船に入るとついウトウト…。
でも、普段忙しい毎日を送っていると、居眠りや休みの日の寝坊をやめるのは難しいことじゃのう。
寝つきを良くするためにするといいことは?
では、寝つきが悪くなる原因がわかったところで、それをどうしていけば寝つきは良くなるのでしょうか?
原因ごとに対策をみていきましょう。
➀ストレス
ストレスを抱えていると、布団に入ってからもその日あった嫌なことなどを考えてしまい全く脳がリラックスできません。
それどことが、かえって興奮状態になってしまうのでこれを落ち着かせる必要があります。
その日あった嫌なことはノートに全て書き出すという方法があり、これは心のデトックスになります。
書いているうちに自分の考えがまとまることもあり、ストレスの元に対しての対処法が見つかることも。
大事なのはノートに書き終わったら、その後は気持ちを切り替えて考えるのをすっぱりやめること。
悶々とした気持ちを布団に持ち込まない練習をしましょう。
②コーヒーなどのカフェインが入った飲料の摂取
カフェインが多く含まれる飲料が睡眠にあたえる影響は個人差がありますが、寝つきにくいと感じる人は就寝4時間前から飲むのを控えましょう。
③寝る間際のパソコンやスマホの使用
パソコンやスマホを使用していると脳が活発に活動している状態になってしまい、画面から発せられるブルーライトも脳を覚醒させます。
なるべく就寝1時間前からはスマホやパソコンの使用は控えましょう。
④不規則な生活
寝つきを良くするためには、なるべく就寝・起床時間や食事をとる時間も毎日一定にして生活のリズムを整えましょう。
でも、きっちりやろうとするとかえってストレスになるので、少しのズレに神経症になる必要はありません。
どうしても仕事などで不規則な生活になってしまう、という人は朝起きた時にカーテンを開けて太陽の光を浴びることだけでも習慣にしてみてください。
体内時計は光によってもコントロールされているんです。
⑤日中の居眠り
昼休みなどに、ほんの15分ほど仮眠をとるくらいなら午後の業務の効率が上がることもありますが、それ以上の仮眠や居眠りは控える必要があります。
電車やバスはなるべく座らないようにしたり、辛いガムを噛んで眠気を覚ましましょう。
ソファに横になったり、長風呂は眠ってしまいやすいので避けましょう。